Saigon Navi

ホーチミンでクレジットカードは使える?店舗別・手数料・キャッシング事情

※ 本記事の情報は2026年9月時点のものです。カード対応状況・手数料率はカード会社・店舗により変更されることがあります。高額な決済の前には、可能であればカード会社の公式サイトで自分のカードの手数料率を確認することをおすすめします。

「このお店、カード使えるのかな」で毎回悩まないために

ホーチミンで買い物や食事をしていると、「このお店はクレジットカードが使えるのか、それとも現金しか受け付けないのか」を毎回判断しなければならない場面に出くわします。大きなショッピングモールなら安心ですが、屋台やローカルな食堂ではカードを出した瞬間に困った顔をされることも珍しくありません。

もうひとつ見落とされがちなのが手数料です。日本で使うのと同じ感覚でカードを使い続けていると、海外事務手数料や店舗独自の上乗せ手数料が積み重なり、帰国後の明細を見て驚くことがあります。

このガイドでは、店舗タイプ別にカードが使えるかどうかの目安、手数料の仕組み、そしてクレジットカードでATMから現金を引き出す「キャッシング」の注意点を整理しました。

結論:使える店・使えない店の早見表

店舗タイプカード対応備考
ホテルチェックイン時のデポジットにも使われることが多い
ショッピングモール(AEON・BIG C等)大型店はほぼ確実に対応
コンビニ・大型スーパー店舗により対応状況に差がある
チェーン系カフェ店舗により対応状況に差がある
中〜高級レストラン会計前に確認しておくと安心
Grabアプリアプリ内にカード登録して利用(日本発行カードも登録可能)
屋台・ローカル食堂現金のみが基本
市場・個人商店現金のみが基本

◎◯✕は複数の情報源を照合した傾向であり、個別の店舗・時期によって実際の対応は変わります。高額な買い物の前には店員に「Có thể quẹt thẻ không?」(カード使えますか?)と確認するのが確実です。

Grabアプリの登録方法や、日本のクレジットカードで登録できる範囲についてはMoMo・ZaloPay・VNPay完全ガイドでも触れています。

ブランド別の対応状況

  • Visa・Mastercard:対応店舗が最も多く、上表の◎◯の店舗であればまず問題なく使える
  • JCB・American Express:Visa・Mastercardが使える店でも対応していないケースが目立つ。日本人に馴染みの深いJCBだからといって過信しない方がよい

複数ブランドのカードを持っている場合は、Visa・Mastercardをメインに、JCB・Amexはサブとして持っていくと決済エラーのリスクを減らせます。1枚のカードが決済端末との相性でエラーになることもあるため、ブランドの異なるカードを2枚以上持参しておくと安心です。

手数料の仕組み:海外事務手数料と店舗上乗せ分

カード会社が徴収する海外事務手数料

クレジットカードを海外で使うと、決済のたびにカード会社が「海外事務手数料」を徴収します。この手数料率は情報源によって多少の幅がありますが、複数の日本語情報源を照合すると概ね1.6〜3.85%程度が目安です。カードのブランド・発行会社によって率が異なるため、自分が持っているカードの正確な手数料率は、カード会社の公式サイトの規約ページで確認するのが確実です。

例えば10,000円分の買い物をカードで支払った場合、手数料率2〜3%であれば実際の請求額は10,200〜10,300円程度になる計算です。1回あたりは小さくても、旅行中に何度も使えば積み重なるため、長期滞在ほど意識しておきたいポイントです。

一部の店舗が独自に上乗せする手数料に注意

カード会社の手数料とは別に、ベトナムの一部の店舗ではカード払いに対して店舗側が独自の手数料を上乗せする慣行があります。上乗せ率や説明の有無は店舗によってまちまちで、会計時に明確な説明がないまま加算されるケースも報告されています。

  • 会計前に「カード払いで追加料金はかかりますか?」と確認する
  • レシートや決済端末の表示金額を、支払い前に必ず確認する
  • 現金払いとカード払いで金額が違う店では、その場で店員に確認する

少額の差であれば気にしすぎる必要はありませんが、高額な買い物の前は一声確認しておくと安心です。

ATMでのキャッシング(現金前貸し)の注意点

クレジットカードでの引き出しは「借入」扱い

クレジットカードを使ってATMから現金を引き出す行為は、一般的な口座引き出しとは仕組みが異なり、キャッシング(現金前貸し・借入)として扱われます。多くのカードでは、引き出した瞬間から日割りの利息が発生し始めるため、「デビットカードのように手数料だけで済む」という認識でいると、帰国後の請求額に驚くことになりかねません。

  • クレジットカードでの引き出し=借入(利息が即日発生することが多い)
  • デビットカードや口座直結型のカードでの引き出し=自分の口座からの出金(利息は発生しない)

この違いを理解した上で、緊急時以外はデビットカード・国際キャッシュカードでの引き出しを優先し、クレジットカードのキャッシング機能は「本当に現金が必要なときの最終手段」と考えておくのが無難です。

ATMの操作手順・手数料の目安

具体的なATMの操作手順(言語切替・引き出し金額の入力方法)、ATM手数料の目安(1回あたり30,000〜60,000VND程度)、1回の引き出し上限(200万〜500万VND程度)、対応する主要銀行(Vietcombank・BIDV・Techcombank・Sacombankなど)は両替ガイドの「ATMでの海外キャッシング」セクションで詳しく解説しています。カード会社側の金利・手数料は別途発生するため、両方を合わせて把握しておくことをおすすめします。

よくあるトラブルと対策

  • 決済エラー:カードのブランドや決済端末との相性でエラーになることがある。上述の通り複数ブランドのカードを持参しておくと切り抜けやすい
  • 古いATMでのトラブル:古い機種のATMでは動作が不安定なことがあり、最悪の場合カードが戻ってこないリスクもある。銀行の建物内にある新しめのATMを選ぶのが無難
  • 想定外の手数料:会計前の確認を習慣にすることで大部分は防げる

海外キャッシュカードやプリペイド型の決済カード(手数料が比較的低いことをうたうサービス)を併用する旅行者も増えていますが、いずれのサービスも手数料体系は変更されることがあるため、利用前に公式サイトで最新の条件を確認してください。

現金とのバランスの取り方

  • 屋台・市場・ローカル食堂用:現金は常に一定額を確保しておく(両替ガイド参照)
  • ホテル・モール・チェーン店用:カードを積極的に使い、現金の持ち歩き量を抑える
  • 緊急用の予備:クレジットカードのキャッシング枠に頼りきらず、現金の予備または国際デビットカードを用意しておくと安心

海外旅行保険の付帯条件(自動付帯・利用付帯)とカードの支払いは連動していることが多いため、対象となる旅行代金をどのカードで支払うかは事前に確認しておくとよいでしょう。詳しくはクレジットカード付帯保険の確認ガイドで解説しています。

まとめ

  1. ホテル・モール・チェーン店ではカードが使えることが多いが、屋台・市場・ローカル食堂は現金のみが基本
  2. Visa・Mastercardが最も対応が広く、JCB・Amexは店舗によって使えないことがある
  3. 海外事務手数料は概ね1.6〜3.85%程度が目安、店舗独自の上乗せ手数料もあるため会計前の確認を習慣に
  4. クレジットカードでのATM引き出しは「借入」扱いで利息が即日発生する。デビットカードでの引き出しとは別物と理解しておく

カードと現金の使い分けが分かれば、屋台の会計もモールでの買い物もストレスなくこなせるようになります。両替や現金の管理方法は両替ガイド、スマホ決済(MoMo・ZaloPay・VNPay)との使い分けはMoMo・ZaloPay・VNPay完全ガイドもあわせてチェックしてみてください。

関連ページ

この記事を読んだ人によく読まれています

カテゴリから探す

関連ガイド記事