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ホーチミンへペットと引っ越す完全ガイド|日本からの輸出・輸入手続き

⚠️ 訪問前の確認推奨 本記事の手続き情報は2026年8月時点で確認できた公式情報にもとづいています。検疫・輸出入のルールは変更されることがあるため、実際の手続き前には動物検疫所・航空会社・ベトナム側の検疫窓口に必ず最新情報を確認してください。

ホーチミンでペットと暮らすための完全ガイドのFAQでも簡単に触れていますが、この記事では「日本からホーチミンへペットを連れてくる」手続きを、日本側の検疫の流れを中心にステップごとに深掘りします。なお、逆方向の「ホーチミンから日本に帰国する際の手続き」は動物病院ガイドの帰国手続きセクションで解説しているので、あわせて確認してください。

準備は最低6ヶ月前から

犬・猫を連れての引っ越しは、書類準備・検査・待機期間が絡み合うため、思っている以上に時間がかかります。最低でも6ヶ月前、将来の日本帰国も視野に入れているならそれ以上の余裕を持って動き出すのが安心です。

STEP1:ベトナム側の入国条件を先に確認する

日本側の手続きを始める前に、まずベトナムの検疫機関やベトナムへの就航便を持つ航空会社の貨物窓口に、現時点での犬・猫の輸入条件を確認しておきましょう。輸入許可(インポートパーミット)の要否、健康診断書の様式、狂犬病ワクチン接種からの必要経過期間などは変更されることがあるため、日本国内の情報だけで準備を進めるのはリスクがあります。ベトナム大使館・領事館や、ホーチミンの動物病院(Animal Doctors Internationalなど、ペット輸送手配の実績がある病院)に相談するのも有効です。

STEP2:将来の日本帰国予定を確認する

もし将来的に日本へ帰国する可能性がある場合は、この段階で動物病院に相談しておくことを強くおすすめします。日本に犬・猫を連れて帰国する際は、狂犬病予防注射を2回接種したうえで、農林水産大臣が指定する検査施設での狂犬病抗体価検査を受け、その結果が出てから180日間の待機期間を経る必要があります(動物病院ガイドの帰国手続きセクション参照)。日本を出国する前にこの抗体価検査を済ませておけば、待機期間の一部を「ホーチミンでの生活期間」と重ねることができ、将来の帰国がスムーズになります。

STEP3:マイクロチップ装着・予防注射・健康診断書の取得

動物病院でマイクロチップを装着し、必要な予防注射を受けたうえで、開業獣医師発行の健康診断書を取得します。ベトナム側の要件によっては、追加の検査(寄生虫検査など)を求められることもあるため、STEP1で確認した条件と照らし合わせて準備しましょう。

STEP4:日本側の輸出検査を申請する

日本の動物検疫所(動物検疫所公式サイト: maff.go.jp/aqs)による輸出手続きは、公式情報によると次の流れになっています。

  1. 渡航先の入国条件を確認(STEP1と同じ内容を動物検疫所側にも確認)
  2. 日本帰国予定がある場合は狂犬病抗体価検査を実施(STEP2)
  3. 動物病院で必要な処置(予防注射など)を行い、証明書を取得
  4. 輸出検査の申請・予約:NACCS(動物検疫関連業務システム)を通じて、輸出の14日前までに申請し、備考欄に希望する検査日時を記入します
  5. 輸出検査:出発10日以内に、動物検疫所で輸出検査を受けます。証明書の原本と写真付き身分証を持参してください

必要書類は、輸出検査申請書(犬・猫用)、開業獣医師発行の健康診断書、渡航先の入国条件で必要な書類(ベトナム側の要件に応じたもの)、日本帰国予定がある場合は狂犬病抗体価検査結果です。虚偽申請や無許可での輸出には罰則が定められているため、必ず正規の手続きを踏みましょう。

STEP5:航空輸送の手配

機内持ち込みか貨物輸送か

小型のペットであれば機内持ち込み(客室内)に対応する航空会社もありますが、条件は航空会社ごとに異なります。中型・大型犬は貨物室での輸送(またはカーゴ便)になるのが一般的です。必ず利用予定の航空会社に、ペット輸送の可否・重量制限・料金・必要書類を個別に確認してください。

輸送用ケージの規格

国際的な航空貨物輸送では、IATA(国際航空運送協会)のLive Animals Regulations(LAR)という統一基準に沿ったケージ・取り扱いが求められます。LARは動物の種類ごとの手順や容器の規格、温度・通風・給水などの環境管理、受け入れ時のチェックリストなどを定めた基準で、航空会社によってはこの基準を満たさないケージでの搭載を断られることがあります。ケージのサイズ・素材は早めに航空会社へ確認し、渡航の数週間前には準備しておくと安心です。

ベトナム到着後の流れ

ベトナム到着後は、空港の検疫窓口でチェックを受ける流れになります。書類に不備がある場合や、事前に確認していた条件と実際の運用が異なる場合に備えて、STEP1で確認した内容の控え(メールのやり取りなど)を手元に残しておくと、現地でのトラブル対応がスムーズになります。具体的な検査内容・隔離の要否・費用は時期や個体の状況によって変わるため、本記事では確定的な内容を記載していません。渡航前に必ずベトナム側の検疫窓口・航空会社・利用する代行業者に最新情報を確認してください。

自分でやるか、業者に依頼するか

書類作成・検疫要件の確認・航空会社とのやり取りをすべて自分で行うことも可能ですが、初めての引っ越しや日程に余裕がない場合は、ペット輸送の実績がある業者や動物病院に相談するのも有効な選択肢です。Animal Doctors Internationalはペット輸送手配のサポートも行っています。代行を依頼する場合も、最終的な必要書類・スケジュールは自分でも把握しておくと、当日のトラブルに落ち着いて対応できます。

準備チェックリスト

  • ベトナム側の輸入条件を確認した(STEP1)
  • 将来の日本帰国予定を確認し、必要なら狂犬病抗体価検査を計画した(STEP2)
  • マイクロチップを装着した(STEP3)
  • 必要な予防注射を受けた(STEP3)
  • 健康診断書を取得した(STEP3)
  • 動物検疫所へ輸出検査を申請した(14日前まで、STEP4)
  • 航空会社にペット輸送の可否・条件を確認した(STEP5)
  • IATA基準に沿った輸送用ケージを準備した(STEP5)

まとめ

日本からホーチミンへのペット同伴引っ越しは、ベトナム側の入国条件確認、日本側の動物検疫所での輸出手続き、航空会社での輸送手配という3本柱で進みます。将来的に日本へ帰国する可能性がある人は、狂犬病抗体価検査を早めに済ませておくことで、帰国時の待機期間を短縮できる可能性があります。手続きは変更されることがあるため、最新情報は必ず一次情報(動物検疫所・ベトナム側検疫窓口・航空会社)で確認しながら進めてください。

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