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ホーチミンの賃貸探し完全ガイド|在住者の実体験から学ぶ部屋探しのコツ

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ホーチミン雨レーダー

※ 本記事の情報は2026年4月時点のものです。家賃相場や物件状況は時期によって変動します。最新の情報は各不動産会社に直接ご確認ください。

ホーチミンでの部屋探しは、日本の賃貸とはルールが大きく異なります。家賃が毎年上がる、おとり物件が多い、大家の権限が強い――実際に住んでみないとわからない落とし穴がたくさんあります。

この記事では、ホーチミン在住者から寄せられた実体験をもとに、部屋探しで本当に気をつけるべきポイントをまとめました。これからホーチミンに赴任・移住する方は、ぜひ参考にしてください。

まず知っておくべき「日本との違い」

ホーチミンの賃貸事情は、日本の常識が通用しない場面が多くあります。在住者の声から、特に重要な違いをまとめました。

家賃は毎年上がる

日本では契約更新しても家賃が変わらないことが多いですが、ホーチミンでは契約更新のたびに家賃が上がるのが一般的です。年5〜10%の値上げは珍しくありません。

在住者の実体験

契約前に「来年以降どれくらい上がりますか?」と不動産会社に確認しておくべき。自分は聞かなかったので、更新時に想定外の値上げを提示されて焦った。値上げ幅の上限を契約書に明記してもらうのがベスト。

大家の力が日本より強い

ベトナムでは借主保護の法律が日本ほど整っていません。大家が突然物件を売却して退去を求めてくるケースが実際にあります。

在住者の話では、住んでいたマンションのオーナーが物件を他者に売却し、急に退去を要求されたケースもあったとのこと。日本のように「住み続ける権利」が強く保護されているわけではないので、契約書の退去条件は必ず確認しましょう。

おとり物件・写真詐欺が多い

ネット上の物件写真と実物が大きく異なることは日常茶飯事です。**存在しない物件(おとり物件)**で客を集めるケースもあります。

ネットの情報だけで判断せず、必ず不動産会社と一緒に内見することが重要です。

不動産会社の選び方

初めてなら日系不動産会社が安心

ホーチミンには日本語対応の不動産会社が複数あります。初めてのベトナム生活なら、日系の不動産会社に依頼するのが最も安全です。

Nアセットベトナム(N-Asset Vietnam) 2011年設立。ホーチミン、ハノイ、ビンズオン、ハイフォンに展開。日本人スタッフとベトナム人スタッフが連携し、物件探しから契約、入居後のサポートまで対応。

ベトナムハウス(Vietnam House) 2011年設立。ホーチミン最大級の物件データベースを持ち、仲介手数料・更新手数料が無料。サービスアパートメント、コンドミニアム、一戸建てなど幅広い物件を扱い、メンテナンスやビザ手続きの支援も行っている。

日系不動産会社を利用するメリットは以下の通りです。

  • 日本語で相談・契約ができる
  • 契約書の内容を日本語で説明してもらえる
  • 入居後のトラブル対応も日本語でOK
  • おとり物件に騙されるリスクが低い

不動産会社に確認すべきこと

契約前に以下の点を必ず確認しましょう。

  • 今後の家賃値上げ幅の見込み(契約書への明記を依頼)
  • 解約条件と違約金(大家都合の退去時の補償含む)
  • 修繕費用の負担区分(エアコン故障など高額修理の負担者)
  • 光熱費・インターネット代が家賃に含まれるか

住むエリアの選び方

治安面:都心がおすすめ

在住者からの声で多かったのが、郊外ほど軽犯罪(スリ・盗難・ひったくり)が多いという点です。

予算が許すなら**1区(中心部)2区タオディエン(トゥドゥック市)**など都心エリアがおすすめです。夜道の安全性、警備員の配置、監視カメラの有無など、セキュリティ面は物件選びの最重要ポイントの一つです。

タクシーの捕まりやすさ

意外と見落としがちなのが、通勤時にタクシーやGrabが来やすいかどうかです。

在住者の実体験

大通りから入った路地奥の物件に住んだら、朝のラッシュ時にGrabが全然捕まらない。マッチングしても「入り口がわからない」とキャンセルされることも。玄関に雨除けの屋根があるかどうかも大事。スコールの時に濡れずにタクシーに乗れるかで、毎日のストレスが全然違う。

内見時には以下のポイントもチェックしましょう。

  • 建物の前の道路が車やタクシーが入れる幅かどうか
  • 雨除けの屋根(庇)があるか
  • 朝の時間帯にGrabを呼んでみて、到着時間を確認

エリア別の特徴と家賃相場

1区(中心部) ビジネス街・繁華街が集中するエリア。レストラン、カフェ、ショッピングモールが徒歩圏内。タクシーも捕まりやすく、利便性は最高です。

  • 1ベッドルーム:800〜1,800USD
  • 2ベッドルーム:1,200〜2,500USD

2区タオディエン(トゥドゥック市) 外国人居住者が多い、インターナショナルなエリア。欧米系のカフェやレストラン、インターナショナルスクールが充実。家族連れに人気があります。

  • 1ベッドルーム:900〜2,000USD
  • 2ベッドルーム:1,400〜3,000USD

7区フーミーフン 計画的に開発された新都市エリア。大型ショッピングモール(クレセントモール)やイオンモールが近く、生活インフラが整っています。

  • 1ベッドルーム:700〜1,500USD
  • 2ベッドルーム:1,000〜2,200USD

ビンタン区 ローカル色が強いエリアですが、外国人も多く住んでいます。家賃を抑えたい方、ベトナム文化に浸りたい方向けです。

  • 1ベッドルーム:600〜1,200USD
  • 2ベッドルーム:800〜1,800USD

物件タイプの選び方

サービスアパートメント:初めての方におすすめ

家具・家電・インターネットがすべて揃った状態で即入居できるのがサービスアパートメントの最大のメリットです。清掃サービスやセキュリティも充実しており、新しく家具を買い揃える必要がありません。

短期滞在や初めてのベトナム生活なら、まずサービスアパートメントに入居し、生活に慣れてからコンドミニアムに移るという方法もおすすめです。詳しくはサービスアパートメントガイドもご覧ください。

コンドミニアム(タワーマンション):セキュリティ重視なら

プール・ジム・24時間セキュリティなどの共用施設が充実した分譲マンションの賃貸です。特に一人暮らしの女性はセキュリティがしっかりしたタワーマンションがおすすめです。

在住者からの警告

個人アパート(家族経営タイプ)は避けた方が無難。大家の家族が合鍵を使って部屋に入り、物が盗まれたという話を複数聞いた。セキュリティカメラ、オートロック、カードキーが揃ったタワーマンションの方が圧倒的に安心。

個人アパート:コスパ重視だがリスクあり

家族経営の小規模アパートは家賃が安い反面、セキュリティ面のリスクがあります。大家との距離が近いため融通が利く場合もありますが、上記のようなトラブル事例もあるため、特に女性の一人暮らしにはおすすめしません

在住者に人気の物件

ホーチミン在住の日本人や外国人に人気のある物件をまとめました。いずれも実在する大型コンドミニアムで、セキュリティや共用施設が充実しています。

1区エリア

  • ヴィンホームズ ゴールデンリバー(Vinhomes Golden River) — バソン地区のサイゴン川沿い。メトロ1号線直結で利便性抜群。約3,000戸の大型プロジェクト。

ビンタン区エリア

  • ザ・マノー(The Manor) — 2007年完成の老舗高級コンドミニアム。サイゴン川沿いで中心部まで車5分。プール・ジム完備。
  • シティガーデン(City Garden) — 敷地の70%以上が緑地という贅沢な環境。50メートルプール、3階建てジム、ペット可。
  • サンワパール(Sunwah Pearl) — 最大50階建ての3棟構成。サイゴン川の眺望が人気。

2区タオディエンエリア

  • ヴィンホームズ セントラルパーク(Vinhomes Central Park) — 10,000戸超の巨大コンプレックス。ニューヨークのセントラルパークがコンセプト。メトロ1号線駅まで5分。

7区フーミーフンエリア

  • スカイガーデン(Sky Garden) — フーミーフンの定番物件。韓国人・日本人居住者が多い。クレセントモールまで徒歩15分。

内見時のチェックポイント

必ず確認すべき設備

  • 水回り(水圧、お湯の出具合、排水の速さ)
  • エアコンの動作と年式(古いと電気代が跳ね上がる)
  • 窓の開閉、鍵のかかり具合
  • コンセントの数と位置
  • Wi-Fiの速度(実際に計測する)
  • 近隣の騒音レベル(工事現場、カラオケ店の有無)

見落としがちなポイント

  • 周辺の道路状況:Grabが入りやすいか、大通りへのアクセス
  • エントランスの屋根:スコール時に濡れずにタクシーに乗れるか
  • エレベーターの台数と待ち時間:朝のラッシュ時に混雑しないか
  • ゴミ捨て場の清潔さ:建物全体の管理レベルがわかる
  • 周辺のコンビニ・スーパー:徒歩圏内に買い物できる場所があるか

入居時にやるべきこと:記録を残す

入居したらすぐに部屋の写真と動画を撮影してください。これは退去時のトラブルを防ぐための最重要アクションです。

在住者の実体験

入居時に部屋の状態を写真・動画で記録しておくのは絶対にやるべき。壁の傷、床の汚れ、家具の配置、既存の損耗をすべてログに残しておく。退去時に「あなたが壊した」と言われた時、入居時の写真がないと反論できない。日付入りで撮影し、不動産会社にもコピーを送っておくのがベスト。

記録すべき項目は以下の通りです。

  • 壁・床・天井の傷や汚れ
  • 家具・家電の状態と動作確認
  • 水回り(蛇口、シャワー、トイレ)の状態
  • 鍵の本数
  • 家具の配置(動画で全体を撮影)

写真はすべて日付入りで撮影し、不動産会社と大家にもメールで共有しておきましょう。

契約時の注意点

契約書で確認すべきポイント

  • 家賃の値上げ条件:上限を明記してもらう
  • 敷金の返還条件:どのような場合に差し引かれるか
  • 解約条件:大家都合の解約時の補償
  • 修繕費の負担区分:エアコン、給湯器など高額設備の修理
  • 契約書の言語:英語版または日本語版を要求する

初期費用の目安

項目金額の目安
敷金(Security Deposit)家賃1〜2ヶ月分
前払い家賃1ヶ月分
仲介手数料家賃0.5〜1ヶ月分(日系会社は無料の場合も)
合計家賃の約3〜4ヶ月分

よく使うベトナム語フレーズ

不動産会社を通さず大家と直接やり取りする場面もあるため、基本的なフレーズを覚えておくと便利です。

  • 「Tôi muốn thuê căn hộ」(アパートを借りたいです)
  • 「Giá thuê một tháng là bao nhiêu?」(1ヶ月の家賃はいくらですか?)
  • 「Có thể xem phòng không?」(内見できますか?)
  • 「Tiền cọc là bao nhiêu tháng?」(敷金は何ヶ月分ですか?)
  • 「Năm sau giá thuê có tăng không?」(来年家賃は上がりますか?)
  • 「Hợp đồng có bản tiếng Anh không?」(契約書の英語版はありますか?)

うまく伝わらない場合は、Google翻訳アプリの画面を見せながら交渉すると、大家や不動産エージェントとのやり取りがスムーズになります。便利なベトナム語フレーズは日常会話フレーズ集も参考にしてください。

まとめ:失敗しない部屋探しのポイント

  1. 日系不動産会社を使う(初めてなら特に)
  2. 必ず内見する(写真を信用しない)
  3. 都心エリアを優先する(治安・利便性の両面で有利)
  4. セキュリティ重視(特に女性はタワーマンション推奨)
  5. 家賃値上げの条件を確認(契約書に明記)
  6. 入居時に写真・動画で記録(退去トラブル対策)
  7. Grabの捕まりやすさを確認(玄関の屋根も要チェック)

ホーチミンの賃貸市場は日本とは異なるルールで動いています。この記事の体験談を参考に、信頼できる不動産会社と一緒に、安心できる住まいを見つけてください。

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